(記事の目的)
この記事では、試験が近づいてきた人には必ず把握してほしいUSCPAのテストの特徴を紹介します。
基本的な出題方式はこちらの記事で紹介しています。
テストではリサーチ問題や難易度変化、ダミー問題といった特徴があり、しっかり理解していないと自分のペースを乱されて時間が足りなくなってしまうことになります。この特徴も踏まえた上で対策していきましょう。
アビタスは最大手のUSCPA予備校で合格実績6,187名(日本のUSCPA合格者の約3人に2人がアビタス卒業生)です。USCPAは特徴的な試験なので、必ず予備校と一緒に対策していきましょう。
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<参考記事>USCPAの各予備校比較に関してはこちら参照して下さい。
リサーチ問題
TBS問題の中の形式の1つです。FAR・AUD・REGで1〜2問程度出題され(後述するダミー問題の可能性もあります)、BECでは出題されません。
出題形式はオンライン上のデータベースで自身でリサーチし基準の該当箇所を答える問題です。
2024年度からの新制度では、独立したリサーチ問題としての出題はなくなり、TBS(総合問題)の一部で出題されることが予定されております。この変更に伴って、Authoritative Literatureのデータベースはなくなる予定です。
事前に把握すること
リサーチ問題に関しては必ず事前に把握しておいて欲しいことがあります。
科目毎のソースを事前に把握
そもそもリサーチ問題で参照する基準が各科目で違います。
リサーチする時に、全部の基準からではなく各科目該当の基準に特定してリサーチして下さい。
以下各科目の基準を事前に把握して間違えないようにして下さい。丸暗記する必要はありませんが、試験直前にはざっくりどんな内容か見ておくと良いと思います。
- FAR: FASB(米国財務会計基準審議会)
- AUD: AICPA(米国公認会計士協会)、PCAOB(公開会社会計監督委員会)
- REG: Internal Revenue Code(米国内国歳入法)
Advanced Searchの使い方を事前に確認
リサーチする際には、複数のキーワードを様々なやり方で検索できるAdvanced Search機能を使うことになるので、Advanced Search機能の使い方を必ず事前に把握しておいて下さい。
以下4通りの検索方法があります。
- All of these words:入力した単語全て
- This exact phrase:入力した単語全て(順番も同じ)
- Any of these words:入力した単語1つ以上
- None of these words:入力した単語を含まない
通常通り検索すると時間が非常にかかりますが、Advanced Search機能を使うことで精度高く早く検索できますので、必ずこちらを利用するようにして下さい。
キーワード特定が全て
何のキーワードで検索するかが全てになります。
何を問われているか、ユニークなキーワードが何かを文章から見つけるようにしましょう。
キーワードが複数ある場合もあります。キーワードで検索しヒットした基準が何に関して書かれている基準なのか確認→求めていた基準かどうか確認という順番で判断していきましょう。
リサーチ問題では時間をかけすぎずに、寧ろ10分〜15分程度の制限時間を決めておき、強制的に切り上げることがオススメです。
テストレット2の難化
テストレット1,2では4つの選択肢から1つ正解を選ぶMCQ問題が出てきます。
テストレットは共通のレベルで出題されますが、テストレット2では難易度が変化します。
Learn more about CPA Exam scoring and pass rates:https://www.aicpa-cima.com/resources/article/learn-more-about-cpa-exam-scoring-and-pass-rates
こちらも2024年度からの新試験制度では、難易度変化は廃止されることが予定されております。
難易度はテストレット1の出来次第
テストレット2の難易度はテストレット1の出来次第で変化します。
MCQには通常レベル(medium)、難しいレベル(difficult)が用意されています。
テストレット1では全員共通で通常レベルの問題が出題されます。そのテストレット1の結果によってテストレット2の難易度が変化します。
- テストレット1の点数が高い:テストレット2が難化
- テストレット1の点数が低い:テストレット1も通常レベル
難化した場合も高得点は可能
普通に考えるとテストレット2が難化したら不利じゃない?と思いますよね。
でも大丈夫です!
テストレット2が難化した場合に、正答数が少なくとも、難化したことを考慮してくれて、総合的に高得点を取ることは可能です。
ダミー問題
USCPAの試験ではダミー問題として採点されない問題が出題されます。この問題の正否は合否には関係ありません。
ダミー問題はMCQでは12問、TBSとWCでは1問ずつ出題されます。
MCQは5問に1つくらいダミー問題出てくることになるので意外と多い!
TBSは1問丸々出てくるので、時間かけて解いたのに、という思うよ、、
出題される理由
採点されず合否に関係無いのであれば何故出題されるのか、と思いますよね。
これは、理由としては、AICPA(米国公認会計士協会)やNASBA(全米州政府会計委員会)が今後の問題作成の為のデータ収集をしているからとされています。
試しに問題を出してみて、受験生の正否を元に今後の試験に組み込むかどうか検討しているということだと思います。
解く必要は有り
では、ダミー問題は解く必要無いかと思われますが、ダミー問題も解く必要があります。
そもそもですが、通常の問題とダミー問題の区別がつかないんですよね。なので、ダミー問題も含めて全ての問題を解く必要があります。
ダミー問題やと思って解かなかったら、実は違った!
ていうパターンは避けないと
難問や奇問に注意
見分けはつかないんですが、一般的に難問や奇問はダミー問題である可能性が高いです。
まず、ダミー問題が存在する、と知ることが大事!
そういった問題に出会ったら慌てない!時間をかけすぎない、ということに気をつけてくれ!
まとめ
難易度変化、ダミー問題に関しては、たくさん勉強をしてきた人ほど完全に解ききろうとして時間を消費してしまいがちです。
こういった出題の特徴をよく理解した上で時間配分を考える必要があり、事前に決めた時間配分を必ず死守することが大切です。
自分が解けないのであれば誰も解けない!と見切りをつけて進めましょう!
アビタスは最大手のUSCPA予備校で合格実績6,187名(日本のUSCPA合格者の約3人に2人がアビタス卒業生)です。USCPAは特徴的な試験なので、必ず予備校と一緒に対策していきましょう。
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