(記事の目的)
この記事では、USCPA受験生が資格取得後に目指すことが多い監査法人への転職に関して説明していきます。
実際に私も転職活動をした経験があるので、法人の面接官や転職エージェントから聞いている生の話、周りの監査法人に在籍している人の実例を紹介していきます。
大きく分けて、監査法人には監査職とアドバイザリー職の2つがあります。
現在、BIG4の監査法人の監査部門やアドバイザリー部門では、人手不足等の背景もありUSCPA有資格者の採用も積極的です。どちらもクライアントである企業がどんどんグローバルに展開しており、USCPAをアピールすることが十分可能です。
転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。すぐには転職する予定が無い人も自身の中でふわっとしている方は是非相談してみて下さい。
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<参考記事>USCPAの各予備校比較に関してはこちら参照して下さい。
監査職
- 学生や未経験でも十分就職可能
- 大手監査法人がオススメ
- 採用動向は変動する
- 経験後はめっちゃ評価される
日本の公認会計士も含めて、資格取得後に入るところとして監査法人の監査職は定番と言えます。
USCPA取得後に会計業界に入っていく人にとって、若い内に監査をする側に立ち、プロとしての知識や考え方を身につけることは一生の財産になると思います。BIG4等は研修制度も充実していますし、非常にハイレベルな日本の公認会計士の方と同様のレベルを求められるので、ハードな環境かと思いますが、会計士としての土台のスキルを作ることが出来ます。
また、様々な業種の大手クライントの会計データを見れることは非常に有益です。働き方のケースに依りますが、1人で複数社の監査を経験することが出来ますので、企業の事業構造・利益構造・具体的なオペレーションに詳しくなれる、というのは非常に勉強になります。
こういった情報は、基本的には監査以外では公表することはない非公開の情報であることが多いというが大きなポイントです。
学生や未経験でも十分就職可能
大学時代にUSCPAを取得出来ている学生の方や20代前半の方には非常にオススメですし、未経験でも就活で十分に戦えるかと思います。
社会人の方(特に20代後半〜)については、事業会社の経理経験があれば資格と併せて会計知識があると見なされますし、英語力や海外経験を期待されて採用されるケースが多いです。
特に20代や学生の方が転職する人が多い!
会計士として若い内に監査を経験出来るとその後ずっと活きると思うで
給与は新卒と横並びでスタート
30歳を超える方で監査職への転職でネックになってくるのが、給与面だと思います。(そもそも20代に絞って採用しているところもあるようです。)
何らかの経験がある方は別かと思いますが、会計士の独占業務ということもあり、今までの他企業での経験がダイレクトに活きずらいので、基本的に監査職に関しては、新卒と同じスタートラインからの転職となります。
なので、給与に関しては500万前後を提示されることが多いようです。
社会人でUSCPA受験する人の特徴として、
そもそも一流企業に務めている人が多い!
その為、年収ダウンになるケースが多いので、結構ここがネックで監査職への転職を断念する人が多いなあ
大手監査法人がオススメ
実際に転職エージェントの話を効いていて、監査職におけるUSCPAの採用に関しては、中小監査法人よりも大手監査法人の方が採用される可能性が高いと思います。
これは主に以下理由からです。
- 採用後に教育する余裕がある
- 大手のグローバルクライアントや外資のクライアントが多い為
- 国際部を持っており、USCPAを多く抱えているところも多い
- 海外関連の業務がありUSCPAを活かせる場合が多い
- 他人数のチームで業務分担する為、特定分野にて過去の経験を活かせる場合が多い
採用動向は変動する
今現在(2023年)に関しては、USCPAの採用も活発のようですが、採用動向は(日本の公認会計士同様)結構変動するようです。
最新の情報を転職エージェントに確認する必要がありますが、BIG4の中でも海外クライアントが多い企業の方がUSCPAの採用は積極的かと思います。
経験後はめっちゃ評価される
当然、監査を経験した後はかなり評価が上がります。
実際に日本の公認会計士が圧倒的多数が最初に経験するのは「監査」であり、一般的にやっぱり「会計士」という職業に対して世間がイメージする職業は「監査」なんですよね。
実際に会計士に対して以下のような経験を求める企業が多いです。
- 会計監査、内部統制監査、内部監査業務経験(3年以上)
- 監査法人等での主査経験
アドバイザリー職
- 30代の方にオススメ
- ワークライフバランスが良い
監査法人のアドバイザリー部門では、クライアントに対する助言や指導を行います。
会計士としての専門性を活かした経営計画や、コーポレートガバナンス、IFRS導入支援等に業務が多いようです。監査職よりも業務内容が幅広く、採用される為に求められるスキルも様々です。
最近では、学生や中途においてもアドバイザリー職が非常に人気があるようです。
監査職よりも事業会社側の実際の業務に近いのが特徴で、今後事業会社側に移る人や独立を考えている人が多いです。
監査みたいに指摘する、というよりは、
アドバイザリーは前向きな助言なのでやりがいを感じる、っていう人多い!
学生や未経験でも十分就職可能
監査職同様に、大学時代にUSCPAを取得出来ている学生の方や20代前半の方には非常にオススメです。実際に新卒でアドバイザリー職に就く人もいますし、法人によっては監査職とアドバイザリー職の両方を経験できる仕組みになっているところあります。
30代の方にオススメ
アドバイザリー職に関しては30代の方にもオススメです。行っている業務も様々で、監査職よりも今までの経験を考慮してくれる場合が多いです。
今までの事業会社側の財務経理周りの経験や会計システム周りの経験はダイレクトに活きるかと思います。また、業務内容として、コンサルティングに近いので、課題設定し解決に導く問題解決能力や、クライアントを巻き込んで目標達成を行うリーダーシップも大きく評価されます。
また、アドバイザリー職でも、業務に依りますがUSCPAの方は英語力や海外経験を期待されて採用されるケースが多いです。
- 事業会社での財務経理・管理会計の経験
- 内部監査・内部統制の経験
- 会計システムの導入経験
また、給与に関しても監査職のように一律ではないですが、他経験によっては監査職よりも高い給与を狙うことも可能です。
ワークライフバランスが良い
アドバイザリー職であれば、基本的に監査の繁忙期とは関係が無いので、残業時間も多くならないことが多いです。
一概に言えない部分も多いですが、他会計コンサルや戦略コンサルと比較しても一般的に残業時間も少ない場合が多いです。
よく聞いたのが、
新卒で監査職を経験して、ワークライフバランスを求めて(同じ法人の)アドバイザリー職に移ってきた人とか多かったと思うで
まとめ
USCPA取得後に会計業界に入っていく人にとって、監査法人で会計のプロとしての知識や考え方を身につけることは一生の財産になると思います。
BIG4等は研修制度も充実していますし、非常にハイレベルな日本の公認会計士の方と同様のレベルを求められるので、ハードな環境かと思いますが、会計士としての土台のスキルを作ることが出来ます。
転職等の情報に関してはまずはとにかく情報を集めることです。出来るだけ多くのエージェントから(ポジショントークを踏まえながら)多くの情報を集めましょう。転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。
MS-Japan:管理部門・士業におすすめしたいエージェントNo.1
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