(記事の目的)
この記事では、USCPA資格を取得した後に転職する人が多い事業会社のポジションや年収について紹介していきます。
USCPA取得後のキャリアとして事業会社に行く人はかなり多いです。ただ職種やポジションは様々なのでキャリアに関して取得前にしっかりと考えておく必要があります。
キュリアについてしっかり考えておくことでモチベーションにもなりますし、社会人であれば在籍中の会社での立ち回りも変わってきます。転職等の情報に関してはまずはとにかく情報を集めることです。出来るだけ多くのエージェントから(ポジショントークを踏まえながら)多くの情報を集めましょう。
転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。すぐには転職する予定が無い人も自身の中でふわっとしている方は是非相談してみて下さい。
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事業会社に行く人は多い
USCPA取得後には事業会社に行く人が非常に多いです。
結構意外かと思うのですが、かなり事業会社に行く方の割合が多く、監査法人等の会計業務を行っている人は全体の4割以下です。
そもそもUSCPA取得する人は事業会社の財務経理出身の人がかなり多いです。動機としては、財務経理知識の裏付けとして資格取得する人や管理会計や英語、IT等の事業会社での業務の幅を広げる為に取得する人が多いと思います。
USCPA(米国公認会計士)を持つ人の主な就職・転職先(アビタス):https://www.abitus.co.jp/column_voice/uscpa/column_voice46.html
事業会社は職種別に考えるべき
- 事業会社では、専門性を軸に職種別のキャリアを考えるべき
- 専門性が高くなるほど年収が高い
事業会社に関しては、基本的に職種別に見ていくべきです。私の個人的なキャリアに対する考え方もそうなんですが、USCPAを取得する方は基本的に会計領域の専門性を持つことになるので、そういった会計領域の専門性を軸に職種別で自身のキャリアを考えるべきだと思っています。
USCPAを取得することで活かせるのは大きく、財務経理、財務、経営企画・事業企画といった職種になります。
以下職種別の年収です。
dodaより:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/
専門性が高くなるほど年収が高い
見て分かるんですが、やっぱり専門性がある職種が年収高いです。希少価値高い人材により高い給与が支払われる仕組みですね。
- 専門職:上記表の専門職というところに関しては、まさに監査法人も入っています。こちらで別途まとめていますが、やはり資格取得者を前提とした職種として当然年収も高くなります。
- 企画/管理系:上記表の企画/管理系に関しては、以下経理、財務、経営管理、経営企画等の職種を含みます。
職種別のキャリアを築くと良い点
1つの業界や事業に関する知識・経験についても一定の汎用性はあると思いますが、その業界や事業がいつまでも伸びていくとは限りません。
さらに問題解決能力やリーダーシップ等のソフトスキルに関しても当然必要ではありますが、少なくとも転職時に100%アピール出来るものではないと思っています。
職種別のキャリアであれば、自身の専門性をそのまま別の業界や会社で活かせることが多いですし、複数の業界や事業での経験により自身の専門性も高まることになります。そういった意味でもUSCPA等の高い専門性をアピール出来る資格は職種別の転職やキャリアを築く為にも非常に有用だと考えています。
近年は新卒から職種別採用が始まったりと、
日本でも専門性あるキャリアを築くのが一般的になりつつあると思うで
USCPAが多い職種
- USCPAを取得した人は、主に経理、財務、経営管理、経営企画等の職種に行く人が多い
- 経理は中堅企業やベンチャー企業もオススメ
- 財務はCFOになるために絶対必要
まずUSCPAを取得した人は、主に経理、財務、経営管理、経営企画等の職種に行く人が多いです。
個人的には財務経理の経験が無い人はまず経理や財務の業務をすることをオススメします。
USCPA取得者には既に財務経理業務を積んでいる人も多いと思いますので、そういった場合は経営管理や経営企画等より事業に近い業務を積んでいくことがオススメです。
経理
経理という言葉は誰でも知っていると思いますが、業務はかなり幅広く会社によっても範囲は様々です。日本企業の経理部では主に決算業務、税務、開示周りを担当することが多いです。
私の考えなんですが、会計士という資格を取得したのであれば、監査の経験や財務経理の経験をして財務会計側の経験をするのがオススメです。私自身がまだまだなので余計にですが、財務会計を深く理解してこそ会計士としての基盤がしっかりして他の管理会計やファイナンス等に活かされると思います。
基本的に20代後半辺りからは経験者しか取らない会社が多いと思うので、未経験者の経理転職においては、USCPA資格取得で可能性が広がると思います。
中堅企業やベンチャー企業もオススメ
これは大企業経理部門のあるあるなんですが、大きな企業の経理部門ってやることが多すぎてかなり業務が細分化されています。ずっと経理をやるという人であれば問題無いかもしれませんが、他領域も経験して幅を広げていきたい人にとっては時間がかかりすぎてしまうことが多いです。
その為、経理業務を早く吸収したいという方は、中堅企業やベンチャー企業に飛び込むことも選択肢の1つかと思います。
例えば、単体決算、連結決算、開示、税務、会計システム等に分かれているケースが多いです、さらに現金の入出金、債権管理といったレベルで別れているケースも有ります。
こうなると一通り出来るようになるまでかなりの時間がかかってしまいます。
何でも出来ると言っても経理業務に理解が有るところじゃないとあかんで!
バックオフィスのことよく分からんから、1人で全部やってくれ、評価はしません、みたいなブラックよりの会社は嗅ぎ分けてくれな!
財務
経理とよく混同されますが、経理は基本的に過去の実績ですが、財務は会社の未来の資金を担当しています。経理が作成した決算書をもとに、資金調達、資金運用、キャッシュフロー管理等を行います。
決算書や会計を正しく理解した上で会社の入出金を管理する必要があるので、USCPAで学んだことをしっかりと活かせると思います。
将来CFOに絶対必要
USCPAを取得する人の中には将来CFO:Chief Financial Officerを目指すという方も多いのではないでしょうか。その名の通り財務のことに精通している必要があります。
CFOにはかなり上流の財務戦略や予算管理等も行うかと思いますが、資金調達や財務管理、与信管理等の足元の経験をしておくと必ず役に立つと思います。
実際にCFO領域の面接を受けると財務周りの経験をしているかは必ず聞かれたで
大企業の財務であれば、ROEから見た最適な資金調達として増資や銀行借り入れ、社債発行など目的に応じた様々な経験が出来ると思います。
経営管理・経営企画
経営管理・経営企画に関してもよくUSCPAの方がついている人が多いと思います。
経営戦略や経営計画等も関わってくるのでより経理の現場からは遠くなりますが、会計をわかっていることが必ず活きるポジションだと思います。
勿論企業に依りますが、大企業の経営企画等は花形ポジションであることも多く、戦略コンサルタントや投資銀行出身の超エリートが相手になります。そういった人に勝つためにはソフトスキルも当然必要ですが、USCPAによってハードスキルをアピールして転職市場でも戦えると思います。
さらに経理・財務の経験があって、他IRや人事、総務、法務、システム等の知見も合わせればより優位ですし、企業全体が上手く回るように取り組む良い経験になると思います。
まとめ
USCPA取得後に会計業界に入っていく人にとって、事業会社で狙えるポジションはめちゃくちゃ広がります。
事業会社で難関資格持ってる人ってそこまで多くない
だからこそUSCPAという資格・専門性が活かせるのでがんがん狙っていこうや!
紹介してきたように事業会社のポジションはめちゃくちゃ幅広いので、転職等の情報に関してはまずはとにかく情報を集めることです。出来るだけ多くのエージェントから(ポジショントークを踏まえながら)多くの情報を集めましょう。
転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。すぐには転職する予定が無い人も自身の中でふわっとしている方は是非相談してみて下さい。
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