(記事の目的)
USCPAの試験は全て英語で出題されます(問題文も英語で回答するのも英語)。
そのため、ネイティブの人や帰国子女向けの資格で、日本人が合格するのは難しいのでは?と感じる人もいますが、正しい対策をすれば英語力で躓く人は多くありません。
結論、少なくとも大学入試レベルの英語力があれば全く問題ありません。今回は、どれくらい英語力が必要か、どんな種類の英語力が必要かを説明していきます。英語が不得意なので諦めよう、というのは非常にもったいないので参考にして下さい。
謎のメガネおじさんが目印のアビタスは最大手のUSCPA予備校で合格実績6,187名(日本のUSCPA合格者の約3人に2人がアビタス卒業生)です。予備校のテキストも見た上で英語力が本質では無いと理解できるはずです。
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<参考記事>USCPAの各予備校比較に関してはこちら参照して下さい。
必要なのはReading(Writing少し)
- Readingのスキルが必要
- BECのWCにて必要なWrintingは対策可能
- Readingのスキルは日本人向きと言える
USCPAで必要な英語力はReadingです。
Readingといっても、英文法の問題等が出題されることはなく、問われているのはあくまでも会計の内容です。少し会計等の専門的な単語を習得すれば、大学入試レベルの英語力で十分に対応出来ます。
日本の英語学習の特徴として英文法含めてReadingに特化しており、大学入試まで経験している人のほとんどはReadingであれば問題無い人が多いので、USCPAの出題方式に関しては日本人に相性が良いと言えます。
ワシもそうやけど
ListeningやSpeaking求めらたら日本人の合格率一気に落ちると思うわ
※参考程度ですが、TOEICの過去データがあります。日本がアジアの平均点に対して低く、さらにListeningはより点数が低いことが分かります。
英文量が多い
TOEICのReadingテストや大学のセンター試験に似ており、制限時間内に大量の英文を処理していく、という特徴があります。
特にFARやAUDでは独特な表現、複数の資料を速く読む(一部読まない)必要があるので複数回試験対策として練習することが重要です。
ただ、あくまでも珍しい文法や難解な表現は無し
会計の専門的な表現・単語に慣れれば問題無し
BECでWCが出題される
唯一、BECにてWriting Communication(WC)が出題されます。
これは用意された設問に対して、自分で英文を書き回答するテストです。WCを苦手とする日本人が多いです。
ポイントだけ押さえて簡単な英文を書く
BECのWritingにおいては、難しい表現・文章を書く必要はありません。
実は、基本的にシステム的に自動採点される仕組みで、中学生レベルの基本的な英文・必要なワードが入っていれば問題無いのです。配点もBEC全体のうち15%のみと割合が低く、必要以上に恐れる必要はありません。
また、問題のパターン・出題範囲も決まっており、予備校のテキストで対策出来ます。いくつかの定型的な構文を頭に入れておけば基本的に対応出来ます。
TOEICで言うと最低730点程あれば問題無し
TOEICで言うと最低730点程あれば問題ありません。
先述の通り基本的な文法が読み取れれば問題ありませんので、TOEICの高得点を取る必要はありません。
TOEICスコア毎の能力レベルにて、「基本的な文法・構文は身についており」という730を最低限としています。このスコアがあればUSCPAを勉強しながらReadingの力も併せて伸ばしていければ問題無いと考えます。ただ、正直TOEIC対策をしっかりとした上で470点ほどでは厳しいと思います。
目安としては「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。」というレベルの大体730点ほど取れれば少なくとも問題無いという認識です。
全体で730点取れてなくても、
Readingの点数が大体7割くらい取れてれば問題無いで
TOEIC®スコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表:https://21606703.fs1.hubspotusercontent-na1.net/hubfs/21606703/library/default/toeic/official_data/lr/pdf/proficiency.pdf
事前に英語を勉強する必要は無し
TOEICの点数が最低730点ほどと述べましたが、まだTOEICを受けていない人や点数が満たない人でも基本的にUSCPA勉強の前にTOEICの勉強は不要です。
TOEICを勉強したとしても結局はUSCPAの専門的な単語等を学ぶ必要があり二度手間になりますし、USCPA勉強を通してReadingは向上していきます(ListeningはそもそもUSCPA試験には全く不要です)。USCPAを合格した後にTOEICを受けるようにしましょう。大体の人がReadingの点数が大きく伸びていますよ。
例外的に、英語から離れて久しくそもそも文法が怪しく基本的な文章の正しく意味が読み取れないという方は英文法のテキストを手元に置きながら学習することが良いと思います。
各予備校の回答
以下数多の受験生を見てきた予備校の回答を見ていきましょう。
予備校の回答も概ね想定している英語力のハードルの高さは変わらないかと思います。
洋書を使用すればTOEIC800点以上、当校のオリジナルテキストを使用すればTOEIC400~500点レベルから合格可能です。
アビタス:英語力はどれくらい必要ですか?:https://www.abitus.co.jp/uscpa/faq/
一方、U.S.CPA試験の問題は比較的シンプルな英語で書かれています。
TAC:[USCPA試験に関する質問]英語力に不安があるのですが、大丈夫ですか?:https://faq.tac-school.co.jp/support/list/web/knowledge822.html
専門用語以外には難解な語彙や文法項目は出てきません。
どんな教材で勉強するかにもよる
以下記事で紹介していますが、必要な英語力はどんな教材で勉強するかにも大きく左右されます。アビタスでは基本的に日本語のオリジナルテキストですが、他予備校ではアメリカの予備校で使用されている英語のテキストを使用しており、英語力が大きく必要となる場合もありますので、必ずチェックして下さい。
<参考記事>予備校のオススメランキング(アビタス・TAC・大原)
まとめ
英語力が高い人ほど勉強のスピードが速いことは事実です。
ただ、誰でも専門的な知識を英語で吸収することに時間がかかることは当然です。USCPAを通して英語力も高めていき、会計知識と英語力のどちらも2重で高めていけるとポジティブに考えましょう。
謎のメガネおじさんが目印のアビタスは最大手のUSCPA予備校で合格実績6,187名(日本のUSCPA合格者の約3人に2人がアビタス卒業生)です。予備校のテキストも見た上で英語力が本質では無いと理解できるはずです。
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