(記事の目的)
USCPAを取得する大きな目的の1つに年収があります!
そりゃそうやで
貴重な若い年齢の1〜2年を捧げるんやからハイキャリアを夢見させて
夢は大きく、今後の全体的な賃金上昇も見越して年収2,000万を目標にしましょう!
USCPAは少なくとも1年以上の勉強が必要です。資格取得前に少なくとも大きなキャリアの方向性についてしっかり考えておくことでモチベーションにもなりますし、社会人であれば在籍中の会社での立ち回りも変わってきます。
年収2,000万円は日本の平均年収の5倍近い年収です。そういった高年収を40代までに実現出来るキャリアはかなり限られています。USCPAの方にどのようなキャリアの選択肢があるか検証していきます。
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<参考記事>USCPA各予備校の比較に関してはこちら参照して下さい。
4つの選択肢
現実的に40代までに年収2,000万を実現できる4つの選択肢
- プロフェッショナルファーム
- 監査法人やコンサルティングファーム
- 外資系エグゼクティブ
- 外資系事業会社の日本子会社でのキャリア
- メガベンチャーエグゼクティブ
- スタートアップCFO
まずは、プロフェッショナル人材として働く選択肢です。専門性や特別なスキルが必要となり、クライアントからもそれを備える人物であることを求められるため、給与水準も高くなる職種です。
また、USCPAを取得する人はもっと事業側でキャリアを築いていきたい人も多いと思います。ただ、通常のいわゆる昔からの年功序列である給与体系の日本企業では中々難しいです。実力主義を取り入れている外資系やメガベンチャー、スタートアップといった選択肢になります。
監査経験や会計アドバイザリーの経験がある人は財務会計のプロであり、事業会社からすると先生です。事業会社側で活躍する組織内会計士もかなり増えてきています。
令和4年度の年収分布
- ~年収1,000万:94.6%
- 年収1,000超~1,500万円:4%
- 年収1,500超~2,000万円:0.8%
- 年収2,000超~2,500万円:0.3%
- 年収2,500万円超~:0.3%
プロフェッショナルファーム
高い年収を実現するには、まずプロフェッショナルファームにて専門性を持ってクライアント(取引先・依頼主)の目的や要望に沿ったサービスを提供することが選択肢に入るかと思います。
個人が独立したプロフェッショナルとして働くことで、クライアントに高い単価を請求し、高い年収を実現することが可能となります。
監査法人がやっぱり王道
まず、USCPAの方が一番狙いやすいプロフェッショナルキャリアは監査法人でのキャリアかと思います。
USCPAの方もパートナーを目指せる
監査業務自体は可能ですが、USCPAの方は日本で監査報告書にパートナーとしてサイン出来ません。
なのでUSCPAは監査法人でパートナーになれないか、というとそうでも無く、アドバイザリーの部署やIT監査をやっている部署では実際にUSCPAの方がパートナーをされている事例があります。
基本的に監査法人の年収は階級に応じて決まります。一般的な事業会社と同じようにいくつかの階級があり、年次を経て評価をされるとどんどん階級が上がっていきます。
階級 | 役割 | 年次 | 年収 |
スタッフ | 圧倒的作業者 | 1~4年目 | 300万〜500万程 |
シニア・スタッフ | 現場でスタッフをまとめて指示を出す | 4〜8年目 | 600万~800万程 |
マネージャー | チームの管理者 | 8〜15年目 | 800万〜1,200万程 |
シニア・マネージャー | マネージャー業務+新規顧客の営業や所属部署全体の管理等 | 10年〜17年目 | 1,000万〜1,400万程 |
パートナー | 監査報告書にサイン、一般企業で言うと役員 | 15年目〜 | 1,500万程〜 |
海外に展開しているクライアントだったり、海外駐在のポジションもあり、USCPAの方もどんどんチャレンジしてほしいキャリアです。
the王道
USCPAの方に監査法人でどんどん存在感出してほしい!
コンサルティングファームやFASもまだまだ拡大中
日本の会計士も含めて監査経験後にはコンサルティングサービスやFASに移る人が非常に多いです。
コンサルの需要が無くなるという話もよく出ますが、現在もデジタル化やDX推進を背景に需要が多くあり、採用も増えています。(良くも悪くも日本企業特有の意思決定システムにも外部のコンサルに頼ることが多い理由があるかと思います。)
コンサルタントには特別な資格は必要ありませんが、圧倒的なソフトスキルを持った上で専門性も兼ね揃えている人ばかりです。クライアントの業種や提供サービスにより様々ですが、マーケティングやITスキル、MBA取得者等も多いかと思います。
USCPAについても会計や監査の経験に加えてさらにITの専門性やDX推進の経験があればより戦いやすいと思います。特に、会計・財務系コンサルティングファームや企業・事業再生系コンサルティングファーム等に会計士で活躍されている方が多いです。
激務を極める反面実力主義の世界ですので、高い給与も狙えます。マネージャーの上のクラス(シニアマネージャーやアソシエイトパートナー等)に到達すれば年収2,000万も現実的です。
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外資系事業会社エグゼクティブ
外資系事業会社も選択肢に入ります。
つまりアメリカ等海外に本社がある外資系事業会社の日本支社で働くケースとなります。財務経理担当は本社にあり、USCPAや会計に専門とする方については、日本子会社の管理会計やFP&Aという役割として、海外親会社が採用している会計基準に合わせて連結財務諸表や管理会計のベースとなる情報を送信するレポーティング業務等を担当することが多いです。
また、本社とのやり取りが英語であるケースが多いので、英語力も活かせます。
賃金体系が海外基準なので日系企業よりも高給与が狙える反面、ただ会計に詳しいというだけでなく本社との交渉が出来る人、成果を出せる人が求められます。
USCPA勢には非常にしんどいこの円安、、、
逆手に取って高給与狙わな
「意外に(年功序列の)サラリーマン的で、ビジネス職だと、最速の出世でも、新卒9~10年目でやっと部門トップに就けて、年収3000万円+RSU、という感じです」(若手社員)
DIAMOND ONLINE「【現役社員に聞く】グーグル新卒で「年収3000万円」を超える最速タイミングは?」:https://diamond.jp/articles/-/313568?page=2
メガベンチャーエグゼクティブ
メガベンチャー企業のエグゼクティブ(幹部)というポジションも2,000万以上を狙える選択肢になります。
売上や事業規模は昔からある日本大企業レベルでありながら、給与体系は実力主義なので2,000万以上を狙えるポジションも存在します。
1つの事業を確立した後には、非連続な成長をする為に積極的に新規事業を始めたり、他社をM&Aをすることも多く、新卒採用で若手を育てていくだけだと人材が間に合わない為、外部から実力のある人をいきなり幹部クラスに迎えることも非常に多いです。
USCPAの方も専門性が分かりやすいので充分チャレンジ出来ると思います。新しい事業を創っていく面白さが非常に魅力的である半面、会計士として監査や経理といった定型化された業務だけしか出来ない、という人よりは会計というバックグラウンドを活かして事業のグロースに貢献出来る人が求めらています。
スタートアップCFO
スタートアップCFOも是非検討して頂きたいキャリアです。
CFO(chief financial officer)は、最高財務責任者を指します。
- 企業価値の最大化
- 財務戦略の設計
CFOは日本企業でいう財務部長や経理部長といった役割にとどまらず、より経営や会社全体の戦略に関わってCEO(最高経営責任者)のパートナーとして企業経営をする存在です。メガベンチャーよりもさらにカオスな環境下で全て自分自身で切り開く覚悟がある人にはめちゃくちゃ魅力的なキャリアだと思います。
USCPAの方にも、例えば監査法人で監査や財務アドバイザリーを経験した後にCFOになる人も多く、非常に現実的に狙いやすいポジションです。
まとめ
ここまで40代までに年収2,000万を達成する再現性のある方法を紹介してきました。
自身で起業するとか
芸能人になりますとか
ちょっと特別な方法は除いてますよ
USCPAは勉強内容や取得後のキャリアがかなり幅広く、様々なキャリアを実現するための武器となり得ますが、年収2,000万のレベルになると、ハードな戦いは不可避だと思います。ハードスキルだけではなく、誰にも負けない折衝能力や高いリーダーシップ等のソフトスキルも必ず必要です。
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