【USCPA】実際の日本人の合格率はどれくらい?(全米会計委員会の公式データからチェック)

(サイト内にプロモーションを含みます)

(記事の目的)

この記事ではUSCPAの実際の合格率についてNASBA(全米会計委員会)公式の数字から説明します。

USCPAは日本の公認会計士と比較して難易度が低く、合格率も約50%程度と高いので簡単な資格と言われることがあります。

一方で、全部英語の試験なので日本人だけの合格率はもっと低いのでは?と思う方も多いかと思いますので、NASBA(全米会計委員会)USCPA専門の予備校が公開しているデータ等を見ていきましょう。

合格率を参考にしつつ他にも色々確認する点が有ります。まずは出来るだけ情報を集めることです。予備校の無料の資料請求無料説明会がありますので、最新の情報や疑問点を必ず確認するようにして下さい。

無料パンフレット 無料セミナー開催中

<参考記事>USCPA各予備校の比較に関してはこちら参照して下さい。

目次

直近の合格率

まずは、直近の2023年Q1の合格率を見てみましょう。

(Learn more about CPA Exam scoring and pass rates:https://www.aicpa-cima.com/resources/article/learn-more-about-cpa-exam-scoring-and-pass-rates
ポイント
  • 合格率は科目毎で異なります
  • 概ね40%〜60%の合格率

概ね40%〜60%の合格率となっています。

ここの合格率は科目別の合格率のことを言っています。全科目合格(資格取得の合格率)のことではありません。

よく勘違いされるところで、当然全ての科目を合格して資格を取得するのはもっと難易度が高いことになります。

この試験の特徴は最初の科目合格から1年6ヶ月でこの難易度の全科目を合格しきるところ!

科目別の合格率の推移

それでは、次に全受験生の科目毎の合格率の過去推移を見ていきましょう。

CPA Exam pass rates by section:https://www.gleim.com/cpa-review/exam-pass-rates/
ポイント
  • BECとREGの合格率が高くAUDとFARの合格率が低い傾向にあります

毎年、合格率は多少上下しますが、概ねBECとREGの合格率が高く、AUDとFARの合格率が低い傾向は近年変わりません。

日本人の合格率は?

ここからはちょっと情報古いですが、大きくは変わらないかと思いますので以下NASBA(全米会計委員会)2015年の情報で見ていきます。

各予備校等が日本人の合格率として公表している数字は様々だったりしますが、ここでは一番信頼出来るNASBA(全米会計委員会)の数字を見ていきたいと思います。

日本人受験生数


Ranking of top 30 Countries: Number of Candidates:https://nasba.org/app/uploads/2018/03/2015-Jurisdiction-Edition-Final.pdf
ポイント
  • 米国以外で日本人受験者は一番のボリューム層
  • 日本人受験生の科目合格率は36.4%(残念ながら、合格率低いです、、、)

2015年のUSCPA受験者数約93,693人に対して、海外の受験生は8,646人、日本人の受験者数は1,793人で、約2%ほどを占めており、米国以外では最大のボリュームです。

合格率は36.4%となっており(科目合格率)、この年の全体平均が48.4%なので比較的低い結果となっています、、、

日本では国内受験が可能であること等から非常に受験者数のボリュームが大きい!

日本人の合格率


2015 CPA Examination: All Test Results:https://nasba.org/app/uploads/2018/03/2015-Jurisdiction-Edition-Final.pdf
ポイント
  • 全科目での合格率はなんと17%
  • 全体の合格率と比較してAUDとBECが苦手
  • 特にAUDが苦手(耳が痛いで、、)

日本人の合格率を詳しく見ていきましょう。

まず、肝心の全科目での合格率はなんと17%でした、、、(2015年の全体の受験者1,793人の内4科目パスしているのが311人)

さらに、日本人受験生の合格率を大きく下げているのがAUDBECになります。FAR、REGといった暗記系の科目が42%ほどであるのに対してAUD、BECは30%前後と大分差があります。

色んな受験生の話を聞いていて、理由はAUDの文章が難解であること、BECのライティングが理由だと考えられます。

今後も同程度の合格率を予想

今後も概ね同程度の合格率を予想してします。

ポイント
  • 今までの合格率と大きく乖離しないよう調整されている
  • 2024年に試験制度変更
  • 2021年にも制度変更有ったので同程度の影響を予想

2024年に新試験制度に変更されます。

科目数は、従来の4科目のままですが、必須3科目+選択科目1科目という構成に代わります。

2024年からのUSCPA試験制度変更(CPA Evolution)について(1/27更新):https://www.abitus.co.jp/information/uscpa/2112042044-uscpa.html

以下、必須3科目は変わりませんので、大きく合格率は変動しないものと予想します。

  • FAR:財務会計
  • AUD:監査及び証明業務
  • REG:税法及び商法

ポイントはなんといってもBECが廃止され、+選択科目1科目となるので、変更直後は対策が取りづらいので要注意です。

ただ、2021年にも制度変更あった際もそうですが、トータルで見ると合格率は大きく変動しないかと思いますので、予備校と一緒に対策していきましょう!

まとめ

科目別の合格率は50%前後であるものの、資格全体で考えると決して楽な合格率ではないことがわかります。さらに受験料も高額なので、実際には最初の科目受験(大半はFAR)までにたどり着く時点でかなり絞られていることも忘れてはいけません。

日本人の受験生は他の国の受験生よりも数が多いことで、逆に合格率が下がってしまう傾向があるようです。

ただ、英語や会計が得意で無い方でも一定の合格率を出しています。適切な時間をかけて正しい勉強をすれば、決して不可能ではありません。合格率に惑わされすぎずに合格点75点を目指しましょう。

謎のメガネおじさんが目印のアビタスは最大手のUSCPA予備校で合格実績6,187名日本のUSCPA合格者の約3人に2人がアビタス卒業生)です。科目等の変更は超重要な情報ですので、必ず予備校に確認するようにしましょう。

無料パンフレット 無料セミナー開催中

<参考記事>USCPA各予備校の比較に関してはこちら参照して下さい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次