(記事の目的)USCPA資格を知った人が最初に確認したいのが資格取得後の年収ですよね。今回はUSCPA取得後に監査法人に転職した場合に年収がどれくらいなのかに関してまとめていきます。
まず、第一にUSCPAはUS Certified Public Accountant:米国公認会計士という名前の資格であり、職業や会社の名前ではありません。会計士を仕事名として使う場合には監査法人の監査職を指していることが多いです。
資格を取った後、多くの人が監査法人に行くのでその年収情報を見ていきましょう。こちらで監査法人の転職についてまとめていますが、転職等の情報に関してはまずはとにかく情報を集めることです。出来るだけ多くのエージェントから(ポジショントークを踏まえながら)多くの情報を集めましょう。
転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。すぐには転職する予定が無い人も自身の中でふわっとしている方は是非相談してみて下さい。
MS-Japan:管理部門・士業におすすめしたいエージェントNo.1
JAC Career:ハイクラス転職の若手ハイキャリア向け転職サポート
監査法人の階級毎の年収
- 基本的に監査法人の年収は階級に応じて決まります
- 変動要因は残業・賞与等
- 中途入社の人も新卒と横並びでスタート
監査法人には、一般的な事業会社と同じようにいくつかの階級があり、年次を経て評価をされるとどんどん階級が上がっていきます。
基本的に監査法人の年収は階級に応じて決まります。
階級 | 役割 | 年次 | 年収 |
スタッフ | 圧倒的作業者 | 1~4年目 | 300万〜500万程 |
シニア・スタッフ | 現場でスタッフをまとめて指示を出す | 4〜8年目 | 600万~800万程 |
マネージャー | チームの管理者 | 8〜15年目 | 800万〜1,200万程 |
シニア・マネージャー | マネージャー業務+新規顧客の営業や所属部署全体の管理等 | 10年〜17年目 | 1,000万〜1,400万程 |
パートナー | 監査報告書にサイン、一般企業で言うと役員 | 15年目〜 | 1,500万程〜 |
法人によっては他いくつかの階級を用意しているケースもあります。
変動要因は残業・賞与等
スタッフやシニア・スタッフに関しては残業代がつきますので、クライアント・プロジェクトによってはトータルの給与で差が出ることがあります。マネージャー以上は管理職となり残業がつかなくなります。
ただ、マネージャー以上の管理職の場合は評価によって賞与の幅が大きくなり、チーム・個人によって差が出るポイントとなります。
中途入社の人も新卒と横並びでスタート
30歳を超える方で監査職への転職でネックになってくるのが、給与面だと思います。(そもそも20代に絞って採用しているところもあるようです。)
何らかの経験がある方は別かと思いますが、会計士の独占業務ということもあり、今までの他企業での経験がダイレクトに活きずらいので、基本的に監査職に関しては、新卒と同じスタートラインからの転職となります。
なので、給与に関しては500万前後を提示されることが多いようです。
社会人でUSCPA受験する人の特徴として、
そもそも一流企業に務めている人が多い!
その為、年収ダウンになるケースが多いので、結構ここがネックで監査職への転職を断念する人が多いなあ
BIG4等では、監査職以外のコンサルやアドバイザリー職の枠もあり、法人によっては、より高い年収を狙うことも可能です。
JCPAとUSCPAで別の給与テーブル有
これは法人や部署によって様々ですが、USCPAはそもそもJCPAと別の給与テーブルになっている法人も多いです。
実際に聞いている話では、他条件が全く同じ候補者の場合に、USCPAの候補者の場合、日本の公認会計士よりも年棒で50万円~100万円少額になるイメージです。
シニア・スタッフやマネージャーで転職する人も多い
年代にも依りますが、基本的に入社後10年以内に半分以上離職するケースが多いです。
多くの監査法人から転職した会計士の方が言うが、離職する場合はシニア・スタッフやマネージャー以上の経験、さらにインチャージ(主査)を経験しておくことがオススメされています。
責任者(インチャージ)としてクライアントと接しながら、調書作成だけでなく周りのスタッフに対して指示をだし、監査、チームとしての品質を担保する役割が求められます。
監査法人でのインチャージ経験は、会計士として、管理者として大きく成長出来ますし、転職市場でも大きく評価を受けることが出来ます。
なので、監査法人の間だけの年収ではなく、
会計士として基盤を固めた後のキャリアでどれくらいの年収を実現出来るか、という視点で考えようぜ
まとめ
USCPA取得後に会計業界に入っていく人にとって、若い内に監査をする側に立ち、プロとしての知識や考え方を身につけることは一生の財産になると思います。
BIG4等は研修制度も充実していますし、非常にハイレベルな日本の公認会計士の方と同様のレベルを求められるので、ハードな環境かと思いますが、会計士としての土台のスキルを作ることが出来ます。
他、アドバイザリー職も含めてどんな人に監査法人がおすすめかをまとめていますので参考にして下さい。→この記事やで
転職等の情報に関してはまずはとにかく情報を集めることです。出来るだけ多くのエージェントから(ポジショントークを踏まえながら)多くの情報を集めましょう。
転職は会計専門のエージェントがオススメです。USCPAや他資格を持つ会計を専門とする人をサポートしてきた知見から皆さんが思い描くキャリアに合わせて現状分析や提案をしてくれます。あくまでも転職はキャリア達成の為の1つの選択肢に過ぎないというのが私の持論です。すぐには転職する予定が無い人も自身の中でふわっとしている方は是非相談してみて下さい。
MS-Japan:管理部門・士業におすすめしたいエージェントNo.1
JAC Career:ハイクラス転職の若手ハイキャリア向け転職サポート